保護中: ごめんなさい

最初に謝っておくわ。ゴメンナサイ。悪気はなかったの。本当よ。 アナタとの思い出を、そんな風に終わらせるつもりはなかった。それは、あなたもわかっているはずよ？ アタシがどれだけアナタを大切にしていたかってこと。でもね、ちょっとだけ魔が差したの。 このラインより上のエリアが無料で表示されます 今年の冬はとても寒いわ。だから、ちょっとだけ、寒さに耐えられなくなっただけ。それだけのことなの。 そういう時っていうのは、ちゃんと頭が回らないものなのね。いつもだったらそんな風には思わないはずなのに、その時はもう、ちゃんと考えることができないくらい、凍えていて。今となっては、どうしてあんなことしちゃったんだろ、って思うわ。 かなり後悔してる。あの時、ちゃんと確認していれば、こんなことにはならなかったんだと思う。どのみち、アナタを見捨てたことには変わりないんですもの。寒かったでしょう？待っていたでしょ？アタシのこと。 一人ぼっちにさせちゃったね。初めて。いつも一緒だったから。 でも、それももう、今日で終わり。 今日でさよなら。 ゴメンね。本当にゴメンね。 でも、この際はっきり言うわ。アナタの為にも。 もう、必要ないの。 アナタじゃ駄目なの。 アタシと繋がっていないの。もう繋がることもないのよ… 今日、携帯を落としました。 20040518曖 毎 妄 想 繰り返される曖昧な妄想と短編小説のような文章の集まり